愛知TRYのロゴマーク

愛知県民促進事業の業務委託を受けスロープ・筆談ボード設置事業を行いました。

今年度、愛知TRYでは愛知県民促進事業の業務委託を受け、愛知TRYでステッカーを貼ってもらった店舗や、普段実行委員が利用している店舗にスロープと筆談ボードを設置する事業を行いました。

スロープ・筆談ボード設置に当たり、普段スロープ・筆談ボードを必要としている当事者にアンケート調査を実施しました。アンケートの結果、スロープを設置する際には、スロープを設置しお店の入り口の段差を解消するのみではなく、店内の動線を意識し、車いすでも通れるような店の配置にすることが大切であると分かりました。また筆談ボードの設置に当たっては、病院や銀行でのやり取りに筆談ボードを必要とされている方が多く、今後の活動の中でそのような場所にも筆談ボードを設置する働きかけを行うべきだということが分かりました。

スロープ・筆談ボード設置希望店舗を募ったところ、スロープ3軒、筆談ボード7軒のお店に設置することができました。

設置後のアンケートでは、筆談ボードを外国人や小学生の対応に利用したという声があり、筆談ボードやスロープは障害のある人だけではなくいろいろなニーズのある方に利用してもらえることが分かりました。また普段から障害のある方が利用されており、何回も対応しているうちに筆談ボードがなくても会話できているというお店もあり、当事者が地域の中で当たり前に過ごすことの重要性を実感することができました。

また、スロープを設置した店舗の近くに住む当事者が、実際に来店したという話も聞き、地域にある社会資源に障害のある方がアクセスできる活動ができたと思っています。


スロープ・筆談ボードを設置した店舗は以下の通りです。

スロープ

①夢文庫ピコット
住所:名古屋市天白区原1-1616
電話:052-803-1020
②くいものやポカラ
住所:名古屋市昭和区台町3-6 大和ビル1F
電話:052-841-5191
③やっとかめ
住所:愛知県名古屋市西区五才美町95番地 ファイビービル1階
電話:052-504-3782

筆談ボード

①きものや工藝 尾嶋屋
住所:名古屋市西区那古野1-20-31 円頓寺商店街
電話:052-551-0315
②くいものやポカラ
住所:名古屋市昭和区台町3-6 大和ビル1F
電話:052-841-5191
③ケイのシフォンケーキ
住所: 愛知県名古屋市西区八筋町96 柴山ビル
電話: 050-1472-8537
④Big Smile
住所:豊田市元宮町1-72-1
電話:0565-42-7558
⑤あいそ家豊田店
住所:豊田市錦町1-101
電話:0565-34-0855
⑥韓家サランバン元宮店
住所:豊田市元宮町6-30-1
電話:0565-37-7255
⑦お菓子処 三河屋
住所:豊田市昭和町3-83
電話:0565-32-1693

障害者差別解消法の動画を作成しました

この法律は2016年からあり、2021年5月に改法正案が通りました。
今回の改正により民間事業者の合理的配慮が「努力義務」から「法的義務」に変わります。
この法律を知っている人も知らない人もぜひ見てください。
私達はこの法律をたくさんの方に知ってもらいたいです。

障害者差別解消法

車いすに乗ってるのどんな人?というテーマで動画を作成しました

今回は街で見かける車いすに乗っている人がどんな配慮を必要としているかを皆さんにも知ってもらいたいと思い、以下の動画を作成しました。

愛知TRYから6つの質問についてインタビューさせて貰いました。

4名の方にインタビューしましたので、是非ご覧ください。

まずは1人目

2人目

3人目

4人目

交流会-合理的配慮を考えよう-を行いました。

先日、活動しましたので報告させて頂きます。
6月5日(日)の14:00から15:30の間、交流会-合理的配慮を考えよう-を行いました。
愛知TRYメンバーの話を皆さんに聞いていただき、どんな合理的配慮が必要かやどんなことをしてくれると嬉しいかや助かるなど知って頂けましました。
参加してくれた方からも質問してくれたり、これって世の中に足りていないよねなどの情報共有プライベートな趣味の話も出来、とても有意義な時間を過ごせました。
またこういう機会を作っていろんな方と交流を深め、情報共有など出来ればと願います。
これで報告を終わります。
ではまた(^-^
交流会参加者と愛知TRYメンバーの集合写真 交流会参加者と愛知TRYメンバーの集合写真

「障害者差別解消法改正法が成立しました!」
~民間事業者も合理的配慮の提供義務化へ~

衆議院で「障害者差別解消法改正法が成立した写真

国会で審議されていた障害者差別解消法の改正法案が、本日(5/28)の参議院本会議で、全会一致で可決成立しました。

誰もが住みやすい社会に大きく近づきました。誰もが住みやすい社会の実現へLet's Go!

アンケートを実施しました

この度、愛知TRYでは今までステッカー活動に賛同してくれたお店に対し、アンケート調査を実施しました。回答がありました結果は以下のPDFファイルをご覧ください。

2021年度愛知TRYアンケート.pdf(PDFファイル・463KB)


アンケートの中に気になる意見がありましたので、回答させていただきます。

【意見】
障害者の方もいろんな症状の方がいらっしゃると思うのですが、特に知的や精神障害をお持ちの方に関しては、必ず施設の方や後見人の方を一緒に連れて来ていただきたいと思 いました。これに関しては『差別』ではなく、『契約』に関してちゃんと認識を持った方 が来ていただきたいからです。系列店舗では精神障害をお持ちの方が、お店に置いてあった喋るロボットに怒鳴り散らし、他のお客様のご迷惑にかけた例もあります。あとは、療育手帳をお持ちの方が、契約しては気分ですぐに解約し、また同じことを繰り返し尚且つ 滞納もされて、契約がそもそもできないという方すらいらっしゃいます。そういった方々 は、できることなら補佐してくれる人と一緒に来ていただきたいと思いました。中には、 一緒に来てくださる方々もいらっしゃいます。そういった時はすごくこちらも助かりました。皆が安心・安全に契約もできる世の中になってほしいです。

【回答】

ご意見ありがとうございます。いつもいろいろな方に対応いただき、ありがとうございます。
しかし、知的障害、精神障害のある当事者の契約の際は必ず支援者を連れてきてほしいというご意見でしたが、障害者差別解消法では障害を理由に一律に障害者でない者に対しては付さない条件を付けること、そうした条件を理由にサービス等の提供を拒否、制限することは差別にあたると考えられます。
障害者差別解消法第8条は、「事業者は、その事業を行うに当たり、障害を理由として障害者でない者と不当な差別的取扱いをすることにより、障害者の権利利益を侵害してはならない。」と定められています。
障害者差別解消法第6条第1項の規定に基づいて政府が策定した「障害を理由とする差別の解消の推進に関する基本方針」では、「不当な差別的取扱い」を以下のように定義しています。

正当な理由なしに
①.障害のある人に対して、正当な理由なく、障害を理由として財・サービスや各種機会の提供を拒否すること
②.障害のある人に財・サービスや各種機会を提供するにあたり、正当な理由なく、障害を理由として場所や時間帯を制限すること
③.障害のない人に対しては付けない条件をつけることなどにより、障害のある人の権利や利益を侵害すること」

と述べています。障害者ではない人への条件付け等を行うときには「正当な理由」があるかどうかが判断されます。
「正当な理由」の判断については、例えば経済産業省障害者差別解消法対応指針の2~3ページの「(2)正当な理由の判断の視点」において、「正当な理由に相当するのは、障害者に対して、障害を理由として、財・サービスや各種機会の提供を拒否するなどの取扱いが客観的に見て正当な目的の下に行われたものであり、その目的に照らしてやむを得ないと言える場合である。事業者においては、正当な理由に相当するか否かについて、具体的な検討をせずに正当な理由を拡大解釈するなどして、法の趣旨を損なうことなく、個別の事案ごとに、障害者、事業者、第三者の権利利益(例:安全の確保、財産の保全、事業の目的・内容・機能の維持、損害発生の防止等)の観点に鑑み、具体的場面や状況に応じて総合的・客観的に判断することが必要である。事業者は、正当な理由があると判断した場合には、障害者にその理由を説明するものとし、理解を得るよう努めることが望ましい。」とあります。つまり、条件付けを行う際には、個別の事案ごとに具体的な場面や状況に応じて総合的・客観的に判断しなければならず、障害を理由に一律に条件付けをすることは差別解消法の不当な差別的取扱いに該当します。障害のない人の特性が一人一人違うように、知的障害や精神障害を持つ方たちも一人一人判断する分野、能力はすべて異なる多様なものです。
契約が難しいということでしたが、障害のある人に分かりやすく説明することを合理的配慮といい事業者の方にはそれが求められています。必要な説明をして、きちんと正しく契約できるよう配慮することが必要です。それは障害者が工夫するのではなく事業者に求められているものとなります。
私たちの団体に関わっている知的・精神の当事者は自分たちで判断し必要であれば支援者を連れていくと言っています。支援者を連れていく/連れていかないの判断は当事者がするものであって事業者に強制されるものではありません。
どのようにしたらいいかは当事者間での建設的な対話が求められます。強制するのではなくどのようにしたらより安全に契約できるかを一人一人に合った配慮を含めて、当事者とともに考えていただければと思います。
私たちの活動にご理解いただけますと幸いです。これからも何卒宜しくお願い致します。

ステッカー活動紹介動画

ご覧の皆様へ

私たちが、毎月行っている(現在は感染症拡大防止のため中止しています)ステッカー活動をより皆様に知っていただきたく、実行委員と知り合いのお店にご協力いただき動画を撮影・編集しましたので、是非ご覧ください。

今後の活動のお知らせ

皆さまへ

いつも愛知TRYに参加・応援して下さりありがとうございます。

さて、毎月活動しています愛知TRYのステッカー活動についてですが、現在感染拡大していますコロナウィルスの影響を受け、しばらくの間中止させていただくことになりました。

次の活動につきましては、感染状況を見て決めたいと思います。また、決まり次第ご連絡させていただきます。 ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。

愛知TRY実行委員一同

「誰もが安心して入れるお店を増やしたい!バリアフリーな街づくり」プロジェクトに協力しました。

・東京都にある自立生活センター・STEPえどがわが行った「誰もが安心して入れるお店を増やしたい!バリアフリーな街づくり」プロジェクトのクラウドファンディングに協力しました。このプロジェクトはスロープや筆談ボードを設置する店舗に対し、購入費用を一部負担し、誰もが入りやすいお店を増やしていこう!という活動です。

場所は違いますが、同じ目標を持ち活動している団体です!誰もが安心して入れるお店を増やすため、これからも思いを共有し、協力しあいながら活動を続けていきたいと思います!

プロジェクトのクラウドファンディングは目標達成できたそうです!おめでとうございます!活動の様子を紹介した短い動画が届きました!ご覧ください。

「誰もが安心して入れるお店を増やしたい!バリアフリーな街づくり」プロジェクト紹介動画